この記事でわかること
- 一汁一菜とは、具だくさんの味噌汁+たんぱく源としてのおかずのこと
- 一汁一菜は、時間・栄養摂取・ストレス・他、すべての問題を解決
- 一汁レシピ例と一菜レシピ例をみると自由で誰でも出来そう
はじめに
料理と聞くと食卓の彩りを考えたり、何種類かのおかずを用意するというある種のプレッシャーがありますよね。特に責任感が強いと必ず用意しなければならないという強迫観念に囚われ、料理をすることが仕事の一つのように感じてしまいます。
この問題を解決してくれるのは、土井 善晴(どい よしはる)先生です。
ご存命なうちに、料理という行(ぎょう)から解放してくれたことを直接感謝申し上げたいものです。
土井先生が提唱していることを伝えることで、今回もみんなのベネフィットを提供できるとうれしいです。
土井先生は1957年2月8日生まれ。酉年のみずがめ座。どんな考えを持っているのか気になりますよね。
先生・・・料理がしたくないです・・・
料理はすべてがめんどくさい
- 献立を考えるのがめんどくさい
- 料理をするのがめんどくさい
- 食器を洗うのがめんどくさい
めんどくさいってなんだか、よくない言葉のように捉えがちですが、私はものすごくすごくいい言葉だと思います。面倒ということは問題を抱えているということです。人類はめんどくさいことを簡単にして今日に至っています。めんどくさいと考えない人には、新しい発想は生まれないとも言えます。
レシピ検索・レシピ通り作るの大変
仕事、学校から帰宅して疲れている時間もない状況で料理は大変ですよね。今日は何を作ろうかと「○○ レシピ」で検索して調べることからスタートするようなこともあります。
レシピ調べると同じ料理名がたくさん出てきます。この中から選ぶのも大変です。(^_^;)
中には食材自体入手困難、一度作ったらもう二度と作らない食材の組み合わせのM○C○'Sキッチン張りレシピとかも・・・
また、レシピを見つけて確認しながら料理を作るのも本当に大変です。
外食多くなりがち
家庭や事情によっては、チェーン店の外食やコンビニの弁当が多くなり、低コスト・高カロリー・低栄養価な食事になりがちです。
ただ、最近の日本は残業時間を減らす方向性や最低賃金の上昇、悪性インフレが台頭しており、提供商品の減量や値上げが進んでいます。ひと昔と様相が変わりつつあり、「コンビニ弁当かさ増し」「健康志向の高まりで量を減らしました」手法で必ずしも安価で高カロリーとも言えないような状況になってきています。
また、栄養価を意識すると、高コスト・低カロリー・高栄養価な外食を選択するケースもありますが、金銭面の問題があり長続きせず、前記の食事に戻るという繰り返しになる傾向があります。
食後の後片付けが大変
自炊で料理を作る工程が複雑になればなるほど、食器だけでなく調理器具の洗い物の点数が増えます。
料理が好きな私ですら、洗い物は嫌いです。料理が苦手な方は、自炊までして片付けまでするとなれば、自炊継続するのがさらに嫌になるでしょう。
いろいろ考えるの大変です。何か解決方法はありませんか?
毎日の料理を楽にする方法の一つ「一汁一菜」
すべての問題を解決する救世主が一汁一菜です。
一汁一菜の基本は「飯」「汁」「主菜」の3つ
必ずしも、3つでなくても、「ワンプレート(主食+メインディッシュ)」+「汁物」でもいいですし、麺類であればワンボールで済むケースもあると思います。
たった一種類のおかずと汁物でよいとなれば、料理への使命感も和らぎ、ストレスから大きく解放されます。
一汁:味噌とだしがあれば、味付けや調理方法から解放される
本当にシンプルです。好きな野菜と好きなそのほかの具材を適当にカットして、水とだしと味噌で煮るだけです。こだわりのある方は、味噌を最後に入れてください。
味付けは、具から出てくるうま味とだしと味噌だけです。これだけであれば、日々作る過程で、分量もわかってきます。
鍋を用意する必要すらありません。少し大きめのスケーターの様なマグカップに材料すべて入れてレンジでチンという方法もありです。
味噌でなくても、シチューのもと、中華だし、コンソメでもOKです。最初は味噌汁でスタートするとよいと思います。
例:
- けんちん汁
- 豚汁
- シーチキン汁(シーチキン・にんじん・だいこん・たまねぎ他)
- コーン汁(コーン・にんじん・だいこん・キャベツ・バター少々・他)
- 香薫汁(香薫ソーセージ・コーン・にんじん・だいこん・たまねぎ・キャベツ・他)
- ブロッコリー汁(ブロッコリー・コーン・にんじん・たまねぎ・他)
- 肉団子汁(肉団子・他野菜)
- サバ汁(鯖缶・他野菜)
- おとし卵汁(仕上げに卵・キャベツ(白菜)・油揚げ・他)
- たけのこ汁
- 他
一菜:タンパク質メイン・こだわりを全部捨てる
一菜(いっさい)は、家庭や状況に合わせて自由にすべきと考えています。とても多忙な方であれば、冷凍食品がよいでしょう。消費期限をほとんど意識する必要がありませんし、スーパーへ行く回数も減らせます。
夜遅くまで働く方で惣菜タイムセールに時間が合う人ならば、惣菜をすきなもの買うと費用を押さえられます。多く惣菜が並んでいる場合には、自宅に冷凍しておく方法もありです。なお、加熱しすぎによる容器溶解はご注意ください。
時間にゆとりがある方は、ハンバーグ、ステーキ、鶏唐揚げや塩鮭や塩サバなどを調理するの良いです。
災害用の非常食で用意があれば、さば缶やイワシ缶などの缶詰もおすすめです。うまく活用すれば定期的に消費期限をアップデートできます
休みの日に手作りして冷凍で用意しておくというのもよいと思います。
食事をとる時間の前に調理時間を用意しなければならないということはありませんし、料理をしなければならないということもありません。栄養バランスがしっかりしていればいいだけです。
例:
- 餃子
- ハンバーグ
- 納豆
- 角煮
- 塩鮭
- 焼サバ
- お刺身
- とんかつ
- メンチカツ
- 他
おかずが何でもいいから1つといわれると、なんだか心が軽くなりますよね。
ごはんは予約で炊き上がりを調整するか、冷凍でストックを準備しておき、野菜摂取のメインは味噌汁を加熱している間におかずを温めれば、調理時間5分から10分後くらいに食事がとれそうです。
最後に
自分を苦しめる先入観をすべて捨て去ることが必要です。
もっと料理をズボラにして、もっと自分の人生に時間を使ってください。
料理が好きでない人は、好きになる必要はありません。もっともっと自由になってください。
一汁一菜で健康を維持できますし、買い物~調理~片付けを全体的に見直せば、毎日1時間短縮くらい簡単にできます。浮いた時間やお金で、勉強・趣味・副業などに回し、もっと楽しみましょう。
今回もみんなのベネフィットになったでしょうか?
土井先生の様な良い人の考えに出会えて本当にありがたいです。みなさんも土井先生を応援してくれるとうれしいです。
おまけ
あまり触れませんでしたが、ミネラルも重要ですので、海藻やチーズ、小魚・ナッツなども間食等で摂取しておくとよりバランスがよくなります。ナッツを味噌汁に入れても美味しいですよ。
今後、一汁一菜(simple meal,one-plate meal)掲載していくのでお楽しみに